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マンドリンコラムです。

不定期に気まぐれで更新していきたいと思います

気が向いたときにでも

暇つぶしにでも

立ち寄っていただけたら幸いです
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僕の大学もそうだったんですが・・・

選曲の際に「参考音源」を利用する団体は多いんじゃないでしょうか。

僕はこのシステムがものすごく嫌いでした。

みんな「曲を聴いているのか演奏を聴いているのか分からなかった」んですよね。


どんなに魅力的な曲でも下手な団体の演奏ではその魅力は半分も伝わらないこともあるし、その逆も。

たいしたことないフレーズをグダグダメチャクチャに弾かれたら難しそうに聴こえることもあるし、難しいフレーズをさらりと弾きすぎて簡単そうって思い込んじゃって楽譜見て唖然とか。。

実際、会議のときに言われる難易度なんて殆んど参考にもならなかったなぁ。


参考音源が「参考」の域を超えて選曲を左右しちゃってるんですよね。


スコアを配って見て判断する、実際に弾いてみて、楽譜に触れて判断する etc. 色々選曲の方法はあるんじゃないでしょうか。


そして一番気になっているのが、「参考」となることを分かってない団体があまりにも多い。

自分たちが演奏したいからという理由で安易に初演を持ってくる。

自分たちの演奏が「参考」として世に広まり、その作品の価値を大きく左右することをわかっているのでしょうか。

わかっているならもっと練習しなさい!と小一時間問い詰めt(ry


最近日本人の作品の演奏が盛んになってきましたね。

僕の周りの団体でも様々な曲の初演がなされていますが・・・

とても残念な演奏が少なくありません。。

委嘱にせよなんにせよ、初演するからには作品の将来を背負う自覚と覚悟を持っていただきたい。。


難しい曲に挑戦するのはいいことだと思いますよ。特に学生団体は。

でも難しければいいってわけじゃないですけどね。

難曲も初演も、それに真剣に取り組み自分たちの限界まで完成度を高める覚悟をもって選曲してもらいたいですね。


では。

今日はスラーの話。


擦弦楽器はボーイングでスラーを表現しますが・・・

マンドリンはどうしましょうね。

単純に「スラー=トレモロ」とか?


そもそもスラーとは何でしょうか。

以下 Wikipedia より転載。

※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※

スラー: slur)とは、楽譜に用いられる演奏記号のひとつで、いくつかの音符を弧でくくり、音と音とを滑らかにつなげて演奏することを表す。アーティキュレーションのひとつである。

タイと形状が似ているが、異なる音楽記号である。

 

 

実際の演奏では、スラーの始点から終点までがひとまとまりに聞こえるように演奏する。このため、終点の音を除き、すべての音は十分に伸ばされる。スラーはひとつのフレーズを表すことも多く、この場合には、音質や音量に段差がないように演奏されるが、まとまりを感じさせるために終点の音を弱くするのが普通である。また、始点の音は若干強く演奏することが多い。スラーの中で音の上下があるときには上行でだんだん強くし、下行でだんだん弱くするなど、一般的なフレーズの作り方に準ずる。

ヴァイオリンなど擦弦楽器においてはひと弓で、フルートなど管楽器においてはひと息で演奏することを示す奏法記号である。 これら以外にもこの記号がつけられる場合があるが、その場合は滑らかにつなげることを意味する。

※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※  ※  ※ ※


大事なのは「滑らかに聴こえるか」だと思うんですよね。

たとえば分散和音。

場合によってはトレモロで演奏した方が良い場合もありますが、
ギターなどの撥弦楽器をイメージして音を残したピッキングで演奏することが多いですよね。

クーレ奏法なんかその例です。

なぜこれはできるのに、メロディや音価の長いフレーズからの細かい動きにまでトレモロに拘ってしまうんでしょうか。

特に主線を担当するとつい張り切りすぎてメロディ全部トレモロ!とかしちゃったり。

結果、ダブルノートや三連符がはっきり聴こえます。もはやスラーじゃない・・・


結局、メロディーだから!とか、スラーだから!って考えすぎると大事なことを見失っちゃうことが多いのかなと。

何のためにトレモロを選択するか、そこを考えてトレモロとピッキングを決めていくといいんじゃないでしょうか。


では。


今回はトレモロのふり幅について。


「ふり幅は大きい方がいいのか」


楽器を始めた頃、先輩からは「大きく振れ」と教わりました。

その後、何人かの人に師事し、その中の一人に「できる限り小さく振れ」と教わりました。


かなり困りましたね。どっちやねん。と。


大きく振るメリットはやはりしっかり弾(はじ)けることですかね。
デメリットは回転数が上がりにくい、雑音増える、見た目騒がしい
とか?

小さく振るメリットは、粒がそろう、安定する、回転数上がる・・・
デメリットはしっかり弾(はじ)くのが難しい


かな。


ちなみに僕は「小さく」派です。

トレモロが細かく綺麗にそろうからねぇ。

大きく振るからって必ずしもしっかりした音が出せるわけじゃないし。

逆に、小さくてもしっかり音は飛ばせるわけで。

大きなふり幅でガシャガシャ一生懸命弾いてる人もたくさんいるし・・・

大事なのはいかに音に拘るかだと思う。



ガシャガシャガシャガシャ・・・

ガシャガシャガシャガシャ・・・



楽器がかわいそうじゃー!




前も書いたけど、トレモロはずっと研究が必要なんだなーって思う。


それが楽しいんだけどね。



「それしかできない」

じゃなくて

「できるけど、こっち」

ってのが大事なのかな。


研究あれ!


では。


初見能力が高いと何かと便利ですよね。

音とりと合奏のテンポの差が小さいと練習がだいぶ楽になりますし

ちょっとしたアンサンブルをしよう!ってなった時にも重宝しますね。


初見能力を鍛える良い練習はないかな~

と思って色々考えていたら

ギタリストの I 先生からアドバイスをいただきました。

ちょっと紹介。


初見を鍛える練習はいたって簡単。

新しい曲集を用意し、それを通してみるだけ


でした。


とは言っても色々気をつけることがあります。

・止まらない。弾けない部分は口で歌って続ける

・できる限り指定テンポに近いテンポで弾く

・同じ曲を1度に何度も練習しない (覚えてしまったら次から使えない)


特に最初に書いた「止まらない・歌って続ける」は、演奏会本番に直接活きる良い練習らしいのでオススメです。

プロとアマの大きな違いの一つが「ミスのフォローの力」だと思ってます。
こんなところからその技術は培われてるんですかね~

良かったらお試しあれ~


では。


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